日本の建前を伝える言語表現

A mini essay on politeness levels in the Japanese language that I wrote for a 3rd year university reading and writing class.

 日本人が大切にするタテマエは日本語の言語表現にもよく出る。相手と喋っている時に、ホンネを言う変わりに相手の気持ちを守り、敬意を与えるためにタテマエで話す。そのわけで、日本では言語表現がたくさん使われている。どんな場合があっても、適当な表現がある。

 この点は日本の業界に特にあきらかになる。ビジネス日本語の授業を取っている私は相手に丁寧な敬意を与えるために毎日言語表現を勉強している。ペンを借りる程単純なお願いをする時でも正しい言語表現を使わなければならない。例えば、同僚のペンを借りようとすると、ちゃんと「すみません、ちょっとペンを返してくれませんか」と聞かなければならない。普通より早く仕事抜ける時でも「お先に失礼します」と言ったら、同僚は「お疲れさまでした」と返事をする。

 言語表現は相手のランクに対しても少し変わる。目上の人から同じくペンを借りようとするなら、「失礼ですが、ペンを返していただけないでしょうか」と違う表現で聞くのだ。社外の人からペンを借りる時でも「ペンをおかりになりたいのですが…」と表現が変わる。

 つまり、何を言えばいいのか分からないが話相手に敬意を与えたい場合は言語表現がとても便利だと思う。しかし、子供の時から日本の文化を勉強していない外国人はどのような表現を使うのか分からなくて違う事を言ってしまうので誤解も起こる。